top of page

​うつわ蘇生士

​しらいかおり

 私は20年ほど主に珈琲カップの白磁に絵付をしたり、気ままな作陶をしておりました。
ある日、何気に見た雑誌で『修復(共継ぎ)』というのを初めて知りました。

手元に捨てられずにいた大切な珈琲カップがあったので目に留まったのでしょう。

この大切な珈琲カップをその修復という方法で直したのが始まりで、修復の魅力と価値を知り、

同じ思いをされている方へ、一人でも多く知っていただけたらと思うようになりました

 

作ることが人に感動を与え、強く熱く放つエネルギーをもつ[太陽]とするなら、

修復は人に安らぎを与え、静というエネルギーで側に寄り添う[月]のようです。

 器の直す方法に金継ぎ・銀継ぎがありますが、仕上がりは元のデザインではなくなってしまいます。
見た目のデザインを変えたくないことに拘っていた私は、修復で徐々に元の姿に戻るカップの姿を見ながら

先に例えた[月]の時間を持つことができるようになり、

そして珈琲カップを壊した後悔と使えない寂しさは消え去り、
再び大切な珈琲カップと暮らす物語を新たに綴り始めることができました。

 皆さんは英国大英博物館に飾られている磁器や陶器をご覧になったことはございますか?
太古の昔の破片を頼りに元の姿に戻したり、割れていることさえわからないように絵付がされていたり、
接着する技術など、その方法がイギリス生まれの『修復(共継ぎ)』になります。


 この度、生まれ故郷の北海道札幌で修復ができるアトリエ[うつわ蘇生]を開きました。

北海道では初になる修復ですが、一人でも多くの方に器を大切にしたい想いと、

深淵の月の時間を感じて頂けますよう精進して参ります。

インスタutuwa_soseipng.png

2019ー現在

​工房『いにしへ』にてマスターコース、ステップアップコース、プロフェッショナルコースを修了

IMG_8580.jpeg

2018ー現在

東京青山の陶磁器教室にて磁器粘土で室礼の道具や茶器を作陶。
​不定期に銀座で個展を開催。

67646108_647279522440779_5180093204539637760_n.jpg

2012ー2013

​神奈川県平塚の陶芸教室で電動ロクロで作陶

写真.jpg
0FF5274B-7966-4F7C-9EC0-05BBAEAF8068_1_105_c.jpeg
​2007ー2008

東京六本木磁器クラブにて作陶

​2004ー2007

​北海道札幌マイセン美術館のチャイナペインティング教室にて上絵つけを習う

​2003ー2004

​東京銀座のアートスクールにて磁器のヨーロピアンペインティング、アメリカンペインティングを習う

IMG_3430.JPG
​1992ー1993

札幌の西28丁目駅側の陶芸教室で手捻りを習う

IMG_2808.jpg
bottom of page